木は自分で
動きまわることができない
神様に与えられたその場所で
精一杯 枝を張り
許された高さまで
一生懸命 伸びようとしている
そんな木を
私は友達のように
思っている

―星野富弘「四季抄 風の旅」より―


就職活動。
10社くらい受けて、3社内定をもらった。
結局、最もネームバリューの無いところへ進んだ。

親には、やりたいこととかけ離れている、と。
ゼミの担任には、私の人間性に合っているとは思えない、と。

うん、私もそう思う。
しかし、今この身体で羽ばたける気はしなかった。
勤務地をすごく限定して、まず「労働する」という訓練が必要だと思った。

引用したこの言葉は、内定式でトップがスピーチで紹介し、
採用通知書と共に、各々に手渡してくれたポストカードに記されていた。

地元地域社会を相手にする仕事なので、
足元を見失うな、心を見失うな、
という職員としての心得を伝えたかったんだろう。

けどね、私の人生のようで、思わず涙が込み上げて。堪えたけど。

同期、前席は大学一緒だったし、後席は高校の後輩だったり。
それほど、間違いではない選択だったのかなぁ、と。

でも、まだ夢は捨てていない。
捨てる気もない。

虎視眈々と人生賭けに出る準備を此処で出来れば良い。

闘える身体になったら、アルバイトからでもしがみつかないとな。

今は「木」として生きる道を優先させたけど、
私は「月」になりたいんだ。月の光を届ける人になりたいんだ。
この気持ちを忘れないように持ち続けることが最大の課題。

コメント

でゅん
でゅん
2006年10月4日0:43

日記読んでいつも思うことなんですが。
ティバさんはホント凄く深く考えてるな、と!
今は『木』として生きる道、まさにこの詩の通りですね。
一葉、一枝、広げていってください。

ティバ
ティバ
2006年10月11日10:17

いやいや、深い考えという大したもんわけではなく、
日常会話で発したらクサイ発言をですね、
口には出せないから此処に記しているって感じです!
木を枯らさないように励みます♪

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