A Song for ××

2005年10月18日 音楽
浜崎あゆみ
2001/03/28
ベストアルバム
「A BEST」

「A Song for ××」は確か、
初めての、あゆの作詞。(99年)

今日、講義で「A Song for ××」を扱った。
現代の若者の共感する理由。
アイデンティティの不在。欠如。

私は、そうではないと思う。
私の部屋でこの曲が鳴り続いた日々があるから、
そうではないと言える。
これまでの私を確立したアイデンティティはある。
ただ、それを表現し、活かす場面を見つけられないのである。
だから自分をこの詞に重ねるのである。

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居場所がなかった 見つからなかった
未来には期待出来るのか分からずに
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高2の終わりから高3に移るあの春。
激しくもがいていた。
誰のせいでもない。
私自身の問題。

クラスに馴染めなかった。
それを感じているのに分かっていなかった。
バンドを抜けると言い出したのもこの時期。
本当のストレスはバンドではなかった。今はそこに気付いた。

私のパニック発作は先天性だと思っていた。
強いて引き金を挙げるならば、
再発寸前の文化祭しか浮き上がらなかった。

だけど、結果からでなく、順を追って見ていくと、
つじつまが合っちゃうんだよね。
イエローの皆さんには申し訳ないけど。

私は音研という組織に逃げていた。
いや、そのつもりはなく、バンドに没頭してただけだけど、
そこに集中することで、自分の場所があったから満たされていた。

でも、春には刺激的な人物の多かった上の代が卒業し、
上の景色を眺めてはいられなくなった。
梅雨が明け、自分のバンドも幕を閉じ、音研は次の代へ。

もう、逃げられない。
クラスと向き合うしか残されていなかった。

そして、心の迷いに耳を傾ける前に体が破裂してしまった。
警告だったのか。救いだったのか…。

誤解のないよう、もう一度言う。
【誰のせいでもない】
ただ私が順応できなかっただけ。



私と浜崎あゆみ…リンクされにくいと思う。
ルックスに関心ゼロなことは勿論、
正直、この1曲のためにアルバム買ったので、他はよく知らない。
詞も巧みな比喩表現を兼ね揃えているわけでもない。
けれど、彼女の発する陰の要素は惹かれる。
ベタだけど「SEASONS」でも泣ける私である。

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