島唄

2005年5月7日 音楽
THE BOOM
「島唄」
1992/12/12

この曲は無視できません。

CX「僕らの音楽」5月6日OA
宮沢和史×小泉今日子

「島唄」
この曲は小学生の時にヒットしていました。
沖縄音階が新鮮で、心動かされました。
ただ、詞の深さまでその頃は知らなかった。
詞の意味を知ったのは10代後半だったと思います。

『ウージの森であなたと出会い
 ウージの下で千代にさよなら』

沖縄。
日本国内で住民を巻き込んだ唯一の地上戦場。
住民らは米軍に捕まることよりも、
自ら命を絶つことを選択したという事実を知った私は、
その瞬間感情を失いました。
「哀しい」だけじゃ済まされないし、
その風景を想像してみるも、想像以上に残酷なはずですから。
ただ「島唄」を聴いて涙が流れたことを強く記憶しています。

ウージとは、沖縄の方言でさとうきびのこと。
確かさとうきび畑は当時のデートスポット。
けれども、戦中にその地下は住民が命を絶つ場所となった。

さとうきびの森で出会った愛する人と、
さとうきびの下で永遠の別れをする。

やり場の無いこの感情。
これを書いてる今も泣けてきた。
なんで犠牲にならなきゃいけなかったんだろうね。
争いに命を捧げる為に生まれてきた命は無いのにね。
それは人間も、動植物も、皆等しく。
過去ではなく、今現在もこの地球上では、
悲しい出来事は絶えず続いている。
私がこのたった1つの日記を書き終える間に、
幾つの命が失われているのだろうか。

何気なくブログなんか記しているけれど、
国家から民間へ流れたこのインターネット環境は、
不幸にも戦争が起点となっている。
科学技術の進歩は、
人間や環境を縛るのではなく、壊すのではなく、
より自由に、より豊かになるための手段であって欲しい。

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